< >

2005年09月12日

選挙雑感

今回の選挙は自民党の圧勝におわりましたね(^^)投票率も60パーセントを超え、非常に国民の興味の高い選挙となりました。

しかし、それにしても可哀想というか不甲斐無いのは民主党ですね。議席数が大幅に減ってしまいました。岡田さんも辞任するとの事です。けっこうスキだったんですけどね、岡田さん。カッコよかったので(笑)

それにしても、今回の選挙戦を通じて思ったのは、小泉さんの舵取りのうまさですね。政党を企業にたとえていうならば「マーケティング」でしょうか。はじめから終わりまで、小泉劇場がしっかりと演じられていたと思います。今回の自民党の圧勝のポイントは小泉劇場という名の物語をつくったことだと思います。はっきり言ってしまえば、国民はそもそも政治についてまともに議論し、意見を言える人は少ないです。大部分は、「なんかよく知らないけどこっちがいいなー」とそんな感じでしょう。

そういう母集団をターゲットにする場合は、「物語」というのは非常に効きます。「ブランドとは、物語を作ることにより形成される。そして大衆は金持ち以上にブランドにあこがれる。」そんな感じでしょうか。例えば、ポルシェには「スポーティー」という物語があります。ベンツには「富」という物語があります。それらは金持ちにとってはステイタスとか自分を表現する為の道具としての役割が大きいと思います。しかし、大衆にとっては、表現とかそういうのではなく、より強い感情である「憧れ」でしょう。

ちなみに、日本の製品及び企業は物語を作るのが非常にヘタです。性能とか品質、そういう部分で勝負してきましたから。そして付加価値は、付与するのに成功すると、市場ではそれは代替不可能な商品になります。ロイヤリティですね。そういう意味で、今回の自民党(小泉さん)は国民にとってブランド力のある代替不可能な商品だったのでしょう。

海外では今回の選挙は「ハラキリセンキョ」と揶揄されていましたが、そう思わせる部分で、勝負は多勢決まっていたのでしょう。性能とか品質の部分においては、(自分の見てきた限り)はっきりいって自民党・民主党ともに大差あるとは思えません。それどころか、今までの小泉さんの政治を見てると、その性能や品質は必ずしも良かったとは限りません。それは、靖国神社問題、外交、憲法改憲問題などを考えれば分かりますよね。

しかし、そんな性能の不備を忘れさせるほど、今回の物語は傑作だったでしょう。「シロかクロか」という二者択一の選択肢を提示し、国民の信認を確認するには総辞職をも辞さない。それは利権にしがみ付き、自己の保身を第一に考えそうな政治家とはかけ離れたイメージです。そして、物語は小泉さんの視点より進みます。

最近のテレビや周りの人々の視点を考えてみるとわかりますが、基本的には自民党(小泉さん)からのモノだったと思います。自民党からみて民主党はどううつるのか?自民党からみてホリエモンはどんな役回りなのか?もちろん自民党は与党ですし、基本的事実の報道としては、民主党単独の動きを報じる記事やテレビ取材もありました。しかし、小泉さんが打つ手も野党からみた視点というよりは、まるで党を操縦しているコクピットからみているような視点だったと思います。それは常に先手を打っていたのは自民党ですから、その自民党の動きにより選挙の行方が動かされたためでしょう。

その流れの中で、民主党は大きく戦局を変化させるような手は出なかった。これは難しくて仕方ないけど、そこに民主党の敗因があるのでしょう。

そもそも規模と役割としては自民党がリーダーであり民主党はチャレンジャーだったのですから、民主党はそれにあった戦略をとらないといけなかったと思います。基本的にチャレンジャーの打つ手の王道としては、リーダーが取れないような思い切った方針を打ち出し、リーダーと差別化することです。いうなればそれこそ、「物語」を作ることでしょう。

性能は両党ともにかわらない。しかし自民党には物語があり、民主党には無かった。それが大きな違いを生みだしたのでしょう。

今回の選挙は、あのタイミングで始めなければ自民党大勝というような結果は生まれなかったと思います。普通に首相の任期の終わりがきたときに、普通の選挙をしたのならばおそらく結果は全く違っていたでしょう。

そういう意味で小泉さんの選挙のタイミングは絶妙でしたね。それは、今までの小泉さんが行ってきた政治の舵取りの中で一番といえるような成功をもたらしました。そして、今回の大勝により野党は非常に弱くなり、政党制のチェック昨日は非常に弱まりました。自民党が政権を握ることに私は全く反対はしません。しかし、政治を誤った方向には持っていかないで欲しいと思います。
posted by おかっぴき・へいはちろー at 21:20| Comment(6) | TrackBack(2) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラバ&コメントどうもでした。
たぶん同じ世代なので、就活やら大学生活やら、共にがんばりましょうね。
また来ます!
Posted by shity at 2005年09月12日 23:06
いえいえ、こちらこそありがとうございます。
ともにがんばりましょう!
Posted by 管理人 at 2005年09月12日 23:13
納得☆洗脳っていうのかな。。。あれだけワイドショーの討論でも党のCMでも応援演説でも『郵政民営化』って何度も強調されたら、民営化しなきゃいけないんだ!!って思わされた人たちもいるんじゃないかって思った。実際友人で、自民の雰囲気がカッコイイから(=ブランド力に惹かれた)って理由で選挙行ってるヒトがいた。どこの党のフレーズよりも頭に残るしだろうし。いかんざきも結構残ったけど笑

あたしも民主派でした。自分の選挙区の民主のヒトすごいがんばってたしね。でもやっっぱり今回の小泉マジックには勝てなかったねぇ〜
Posted by ゆかぴょん☆ at 2005年09月13日 04:47
ゆかちゃんおひさ!

民営化自体は自分は必要だとは思う。小さな政府を目指す&市場に金を落とすという点で。

でも今回の選挙はまさに小泉マジック。これくらい外交の手腕も上手かったらいいんだけどね〜アジアと摩擦多すぎだよね。
Posted by 管理人 at 2005年09月13日 12:02
あそこまで自民党が議席を伸ばすなんて思いませんでした(>_<)
確かに小泉マジックですね…
かの有名なヒトラーも演説がうまかったそうです。いかに国民を誘導するかって感じですかね(-_-;)
実際真剣に自分の将来、国の将来全体を考えた上で投票できている人は少ないから、インパクトとかってかなり重要なんでしょうねぇ…
Posted by のりこ at 2005年09月13日 16:18
のりちゃんもおひさ(笑)!

政治家には演説の巧妙さは必須だろうね。国民が馬鹿なんじゃなくて、個人が大衆になると思考能力って低下するのかも。そこにインパクトや魅惑的な言葉があれば人はついていくのかもね。そもそも日本人のアイデンティティーは、人と同じ事をすれば安心!だし(笑)
Posted by 管理人 at 2005年09月13日 23:19
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

投資立国ニッポンへの変貌。
Excerpt: 自民党の圧勝をうけて、日経平均は強く始まっています。小泉内閣は残り1年ですが、多くの議席を得た自民党は、できるだけ次の選挙を先延ばしにしようとするでしょう。自民党が都市部の無党派層をつかんで圧勝したの..
Weblog: Espresso Diary@信州松本
Tracked: 2005-09-12 22:38

何で小泉さんが大勝したのか
Excerpt: 何で小泉さんが大勝したのか、ボクは郵政法案に反対した人全員を切り捨て、対立候補を
Weblog: 時事を考える
Tracked: 2005-09-13 00:24
一日@クリックおながいしますm( )m

就活おっぺけ日記(株)

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。